二世帯住宅の、子世帯のリフォーム
二世帯住宅の子世帯部分のみのリフォーム。約20坪強という限られた空間の中で、夫婦+子供3人のそれぞれの部屋を確保しながら、リビング、ダイニング、キッチンを快適に、機能的にリフォームしたいという要望だ(こんなリフォームの需要はかなりあるのではないでしょうか)。子供の成長にあわせそれぞれの部屋を確保したいという、ライフステージの変化に伴ったリフォームがコンセプトになっており、キーワードは「家具で仕切る!」というもの。以前の子供部屋は約7畳で、普通に壁で2室に仕切ってしまうとベッドと机を置くことができない。そこで、ベッドと収納を断面的に交差させた作り付けの家具によって2部屋に仕切った。扉も付けて、ある程度プライバシーも確保された2人分の部屋が誕生した。
もうひとつの部屋は、現在8.5畳の寝室を可動式の家具で小さく仕切ることにより3つめの部屋を確保。家具の一部の背板は取り外し式になっているのでTVをどちらからでも見れるようになっている。さらにエアコンは一台で済むように、背板の上部は開閉式になっている。また、可動式とはいえ、地震時の転倒などを考えて、背の高い家具として天井に固定できるようにもした。