明るく、心が安らぐ教会
甲府市北口再開発エリアのプロジェクト。テーマは「明るく、誰もが気軽に立ち寄れる教会」。計画地附近には学校などもあり、若者も多い中心市街地。そこで、若者から老人までをやさしく迎え入れ、「ゆったりと心が安らぐ場」とすることをコンセプトに。無機質な都市の中にありながら、枕木の小さな小道でやさしさを演出した。
吹抜けのあるエントランスホールは、建物規模に対してゆったり確保し、上部から光を。階段は老人や子どもでも無理なく上れる勾配になっている。エントランスを抜けると、パッと視界が開け、明るくこころ和む礼拝堂が。正面には乳白色のガラススクリーンから柔らかい光が降り注ぎ、透明にくりぬかれた十字架が「光の影」として壁面に映し出されるようになっている。