STAFF BLOG
養生期間を終え、いよいよ型枠脱型。
いつもハラハラするこの時間。
スラブは当分の間脱型出来ませんが、(支保工は3週養生)
他は,ジャンカなどなくいい仕上がり具合かと思います。
ただ、空気あばたはチラホラと・・・。
このあばたを極力減らす施工をめざして日々取り組んでいるのですが・・・
型枠をバラして見ないと気泡の確認が出来ない。
しかし、バラした時はすでに仕上がり。
打ち放しコンクリートって・・・、難しいですね。
型枠がバレたところで、土に埋まる部分の外壁部に防水工事を施します。
防水の工法はセメントを用いて貼り付ける湿式シート防水を選定。
この湿式シート防水を取り扱う主なメーカーは、2社となります。
通常、地下防水工事においては工事保証を出さないことが、
防水業界上の常識となっているようですが、(問題が起こった際に
後から土を掘り返して補修工事をすることが困難なケースが多いことや
漏水の直接的な原因が特定できないことに起因するそうです)1社は
地下防水工事に10年保証を付けるということです。
他社はもちろん保証はなし!とのこと。
さて、どうしたものか・・・。
弊社社長、防水施工会社の社長を交え、検討。
設計事務所の指示は10年保証がつく方で!とのことでしたが、
品質・性能面を考慮の上、「保証なし」の防水メーカーを選ぶことに決めました。
いくら保証がついても、問題がおきてからではあとの祭り。
のちのち問題の発生する可能性が低い商品を選定したほうが、
保証云々より大事! という理由からです。
早速、施工模様をご報告。
まずは下地コンクリートにプライマーを塗布。
プライマーも躯体の吸込みを考慮して2回塗りしてくれました。
これが終わると、いよいよ防水シートの施工が行われます。
先に樹脂モルタルを塗り込み、その上にシートを張り込む。という、いたって簡単な施工方法。
(なんて言ったら怒られますね。)
施工スペースが狭小のため、職人さんたち、「マジでチョー狭いんだけど・・・」などと、
体中モルタルだらけで奮闘して頂きました。
埼玉から来て頂いた職人さんたち。 山梨の暑さにも参った様子。
さらに、せっかくの山梨出張もカスミのため、世界遺産「Mt富士」が見れずじまいで、残念そうでした。
本当にご苦労様でした。 (これに懲りず、また機会あればよろしくお願いします!)
by okuda