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こんにちは。大原です。(設計の方です)
昨日SZW HOUSEの足場がとれてその姿を現しました。
SZW HOUSEは昨年10月より計画をはじめてこの4月に着工した住宅ですが、
その形態が凸凹しているため、近所方々からどんな家ができるんだ?
と言われていたようです。
設計当初クライアントであるSZWさんからは香港のクーロン城の混沌とした雰囲気と
エーゲ海の白い透き通る建物の雰囲気を合わせもつものにしてほしいと要望がありました。
対極にある要望だなぁ(+o+)と思いつつあたまをひねってみました。
ちなみにクーロン城↓
増築&増築を自由に重ねていって独特のコミュニティを築いています。
それとエーゲ海のイメージ↓
これらを日本で直喩的に表現するわけにはいきませんので、
まず、与えられた与条件を整理しました。
一階にはリビング、和室・・・二階にはシアタールーム、個室2つ寝室、WCL、その上には展望台・・・
これらの与条件を各部屋のボリュームと階層を素直に積み上げていったら
こうなりました↓
ファーストプランのスケッチ↑
今回は一発でGOサインがでましてとんとんと話がすすみ、晴れて昨日外観があらわれました。
SZWさんからお聞きしましたが、
近くを通る小学生の女の子が「わーすごーい!」と歓声をあげていたようです。
「とてもうれしくなってしまいました。」
とのコメントにこちらも嬉しかったです。
念のため^_^;、誤解のないように申し上げますが
もちろん建物は形ありきではなく、中身の機能を優先させながら同時に形を整えていきますので
内部の動線や性能は確保されています。
10月末の完成がたのしみですね。
余談ですが、10年以上前SI住宅(スケルトンインフィル)の研究をしているときに調べた
高知の沢田マンションを思い出しました。
こちらも行ったことはありませんが、
1970年代に居住者自ら建設し、その後自ら増改築を繰り返し、進化してきました。
このマンション、コミュニティが非常によく形成されていて、
住人主催のお祭りも行われているようです。五階から一気に落とす流しそうめんなど面白そうですね。
このマンション今もなお進化しているようで、現在高地では観光名所にもなっているようです。
日本のクーロン城ともいわれていますが、こちらの方は人気で入居待ちに行列ができているようです。
しかしながら構造とか法規とかどうなってるんだろ(・・?と気になります。
社長ブログにかかれていましたが最近、法的、物理的に難しい物件が多いです^_^;
でも、ハードルが高いほど燃えてきますのでこれからもガンバります。
ちなみに明日(ORE HOUSE=オレの家(-_-))の見学会ですので
ちょっと早めに帰って掃除しまーす(^_^)/~
明日お越しいただける方どうぞよろしくお願いいたします。
では。では。
BY 大原 正