ハーフセルフリノベーション
この建物は奥行きが5m。どうしても狭く見えがちだったので、天井は鉄骨梁をむき出しに。カウンターキッチンを中心に部屋同士のつながりが感じられる開放感あるレイアウトにした。床は、傷がついても汚れても、いい味になっていくよう杉の足場板を採用。室内の窓は、解体現場から拾ってきた窓たち。使い古した味のある建具を再利用することで、空間にも重みが増していく。室内の窓は、南からの日差しを部屋に取り込んでくれるとともに、心地良い空気の循環も創り出してくれる。共働きで忙しいご夫婦は、忙しい時間の中で、夫婦2人の会話が生まれるのも対面式のカウンターキッチンを選択。キッチンの仕上げは、ベルギーのビール(BEAL)社によって開発されたMortex(モールテックス)を。モルタルとは違い、下地を選ばず塗ることができ、防水性能もある画期的な建築材料。キッチンや浴室等、水を使うセンシティブな場所でもDIYで施工することができた。