「山梨県官民連携空き家活用推進事業」で空き家3棟連続リノベーション!
近年社会問題になっている空き家問題。山梨県が空き家率全国No1という状況の中、県が主導して空き屋活用に対する補助金制度を作り、弊社が認定事業者第一号とさせて頂いたことから、「結」プロジェクトが始まった。
オーナー様が地続きの3棟の住宅を購入し、自身の趣味で長年かけて改装を繰り返していた。
特筆すべきはその景色だ。甲府盆地を臨む愛宕町の高台に位置し、南アルプスから富士山、秩父の山系までが一望でき、夜は甲府盆地の光が輝いている。
最初に現地確認した際は、大量のモノやゴミ等が山積みとなっており、進入するのを躊躇したほどだが、長年オーナー様が手間をかけて改装していた建物は随所に目を見張るポイントが沢山あり、オーナー様と対話を重ねて事業を計画していった。計画には、建築、不動産、融資、税金、事業計画等の業務が複合的に関わってくるため、様々な専門家と調整しながらプロジェクトが進んでいった。
約1年半にも及ぶ時間を要し、完成した施設は、RC造の居住棟であるNorth棟、木造のイベントスペースであるCenter棟、木造の居住棟であるSouth棟の3棟と、中庭、テラス等から成立つシェアハウスとなっている。
また、パーマカルチャーの要素を取り込んだり、周辺の耕作放棄地をボランティアの方々と伐採、有機野菜づくりや、和綿を植えたりと、農との繋がりを感じられる施設になっている。