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スタッフブログ
2012.08.31
TKD 土台敷き
基礎・屋外給排水工事も終わり、基礎廻りは、建物内の泥汚れ防止と
外部清掃が容易に出来るよう、ブルーシートにて養生をします。
準備万端。 あとは、構造材の搬入を待つばかりです
構造材はプレカット材となります。昔と違って、大工が墨を付けて
手刻みで仕口や継手を加工するという作業は、少なくなってきました。
大工の技量によらない精度と品質の確保という面においては、確かに優れた
加工ですが、日本の伝統工法を継承する職人が少なくなってきていると思うと
いささか淋しい気もします。これも時代の流れなのでしょうね・・・
さていよいよ、土台敷きです
これが、プレカット材。 機械による仕口・継手加工です
この加工技術、確かにすごいですね
さらに今回驚いたのは、柱のホゾに番付けがうってあるのですが、
刻印ではなく、彫り込んで加工してあるんです!
写真では分かりにくいかな・・・
これは、今まで現場やってて、初めて見ました。ビックリです!!
と、話が脱線してしまいましたが、本題へ戻って
土台を基礎の上に敷くためには、土台にアンカーボルトの穴をあけなくてはなりません
ですから、まずはアンカーボルトの位置(前後・左右)を土台に墨出ししていきます
その墨をもとに、ボルト穴を開けていきます。 弊社の建物、アンカーボルトの本数が
多いので、この作業、結構大変です
穴あけが終わると、気密パッキンを基礎の上に敷設し、土台を敷き並べていきます
土台の固定には、こんな金物を使います
レンチで締め込むと、金物自体が土台を座掘りながら
土台と平らになるよう納まる金物です
ひと通り、土台を敷き並べたら、レベルの確認を行います
レベルの誤差は0~1mmの精度で調整します
レベル調整が完了したら、大引きを取付、作業完了となります
by okuda