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2012.03.30
TBT パッシブソーラー工事

過去ブログにも書きましたが、TBT-PROJECTではパッシブソーラーシステム「そよ風」を
採用しています

そよ風のしくみを簡単に説明しましょう。
屋根の野地板と屋根板金との間に「通気層」と呼ばれる空気が流れるための
隙間を設けます。 空気は軒先から採りこむような細工をし、「通気層」に入いった
外気はゆっくりと対流しながら棟へと向かって流れていきます。
屋根材の仕上げは黒色のガルバリウム鋼板葺きとします。(もちろん非遮熱塗料タイプを使用)
太陽のもとに黒色の鉄板を放置して触ってみると、鉄板がかなりあたたかくなることは
皆さんご想像出来ますよね。 その原理を利用して、太陽熱であたためられた板金材の下を
空気が対流するため、冷たい外気も軒先から棟まで到達する間には、屋根材の熱を奪って
あたたかくなってしまうという、本当に自然のエネルギーを上手に活用したECOなシステムなのです。
そのあたたまった空気を室内に採り込んで、「暖」をとろうというのがそよ風の発想です。

前置きが長くなりましたが、今回は、そのあたためられた空気を棟で集めるための装置
「集熱チャンバー」と呼ばれる集熱BOXの施工をお伝えします。

これが、棟に取り付ける集熱チャンバー部材です

そよ風 集熱チャンバー

結構たくさんあります

まず最初に、集めた空気を室内に取込んだり、不要な熱を排気したりするメインチャンバーを取り付けます
このBOXの位置出しと、取付精度が要(かなめ)となりますので、図面と照らし合わせながら正確に
慎重に施工します

そよ風 集熱チャンバー

メインチャンバーが決まると、あとは、集熱BOXを連結して施工していくというシンプルな構成です
とはいえ、BOXの通りを合わせるため、水糸を張り「ピシッ」と通りをとおします

そよ風 集熱チャンバー

集熱BOXの中は、こんな感じです

そよ風 集熱チャンバー

BOXはガルバリウム鋼板製で、内部は断熱材(ネオマフォーム)が裏張りしてあるんです
ところどころにあいた穴は、あたためられた空気をBOXの中に取込むための入口です

すべての連結が終わりると「集熱チャンバー施工」は完了となります

そよ風 集熱チャンバー

次回は、小屋裏の取込み用ファンBOXの組立予定です

by okuda


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