立地条件を生かした設計
甲州市の眺めの良いところに位置し、周囲には高い障害物もなく日当たりも良好で子育て環境には抜群。この立地条件を活かし、健康的でエコな生活が送れるように「そよ風」を採用(山梨は日照時間が長いので他県に比べてもっともっと「そよ風」が普及してもよいと思っています。震災後の流れとしては、もっぱら太陽光発電に目がいきがちですが、個人的には今こそ「そよ風!」だと思います)。「そよ風」は、室内空気を循環させるために「吹き抜け」が必要。吹き抜けは、天井が高くて気持ちいい、暖かい光がタップリ入ってくるなどのメリットの一方、冬には吹き抜けのガラス窓から冷気が降りてくる「コールドダウン」が起こる。今回は「寒いのが特に苦手」ということで、吹き抜けは極力小さくした(2畳)。6ヶ月点検で伺ったときには、笑顔で「この冬は寒がりの私でもとても快適でした!」との感想をいただき、機能とデザインのバランスがうまくとれたと感じた瞬間だった。