土に還る地球に優しい素材をふんだんに取り入れる
「施工がしっかりしている会社」と紹介いただき、山々を望める風光明媚なのどかな集落に建てさせて頂いた住まい。
伝統的な日本の木造住宅をご所望されており、デザインや間取りの打ち合わせは、お施主様の手書きのスケッチから始まった。
漆喰と山梨県産の杉板で仕上げた外観はのどかな周囲の風景に溶け込んでいる。
内部の壁天井仕上げは、漆喰とウッドチップやおがくず等を原料とした紙クロス。天然の調湿作用があり、室内がしっとりしている。床は山梨県産の杉フローロングが柔らかい雰囲気を醸し出している。
青森県産のヒバを用いて造ったお風呂には、薪窯が付属しており、仕事で出た廃材を活かしてお湯が沸かせるようになっている。
サステナビリティが求められる今の時代に、日本の古くからの暮らしの知恵が何かヒントになるかもしれない。