コストに配慮し、既存の間取りを活かしながら居住性能の向上を実現
お施主様の生活を丹念にヒアリングし、限られた空間を有効活用するために、廊下や玄関を最小限に抑えて、寝室やリビング、子供部屋等の居住空間をできる限り大きく設ける計画とした。
玄関については、掃き出し窓を改造して、鉄骨の外階段を設けて、完全分離の二世帯住宅として出入りすることにした。
ご家族の要望であるL形キッチンは、家族とのコミュニケーションができる対面式を採用しつつ、収納力と小さなお子様の安全性にも配慮を行った造りとし、
子供部屋は、将来的に2部屋に仕切ることを想定して、幼いうちは仲良くワンルームで使えるように計画した。
また、共働きのお施主様のために「ガス乾燥機乾太くん」を採用し、室内干しスぺ―スを設けて、家事の負担を軽減するように工夫を行ったうえ、忙しい朝でも並んで朝支度ができるように、ダブルの洗面台も実現している。
さらに、今回のプロジェクトでは、間取りの変更だけでなく吹付断熱により、建物内部を途切れなく断熱し、既存の窓をカバー工法と二重窓で新しくすることで、断熱性能の向上も実現している。
DIYで壁の塗装も行い、お施主様にも喜んで頂くことができた。
北欧のデザインが趣味だというお施主様。かつての下宿は様変わりして、ご家族の笑い声が聞こえてくる住まいになった。