快適な空間に
日本では建築のモデュールとして現在でも尺寸を中心とする910mmの倍数で構成された建材が主流になっている。メーターモデュール品も出回っていますが、種類の豊富さやコストを考慮すると、流通している尺寸の建材を使用せざるを得ない。しかしながら、3尺幅の廊下や便所などは高齢者に対して親切なサイズではないので、いつも微妙に大きくしている。現場担当者にとっては、施工がしにくいともとれるようだが、それだけの意味は十分ある。また、今回のお宅は収納に工夫をし、リフォーム前に表に出ていた小物や大物を全部中にしまえるように考えている。とりたてて「なんていうことでしょう!」などということはしていませんが、とても喜んでいただけたようです。