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2012.04.07
TBT パッシブソーラー工事2

前回に引き続き、今回もパッシブソーラー 「そよ風」の工事をご紹介します

まずは、簡単にそよ風の説明を
先日棟に取り付けた集熱BOXで集められた温かい空気は、小屋裏に設置される
ハンドリングBOXと呼ばれるファンにより、ダクトを介して床下の基礎空間へ送られます
その空気は、1Fのフロアに開けられた換気口から室内へ吹き出します
と言っても、温風暖房機のような“熱風がボーボーと吹き出す”感覚ではありません
吹き出し口に手をかざすと、かすかに風が来るかな? 程度の感じです
温かい空気は、床下で基礎コンクリートや、フローリングに蓄熱され、素足でも床が
「冷たい!」という感じはありません。(※2Fのフロアは1Fに比べると冷たく感じます)
これも、床暖房のような「あったか~い」というようなイメージではありません
これにより、室内は「暖かい」というより、「寒くない」という表現が適当でしょうか

さて、今回は上述したファンBOXの組立とダクトの製作を紹介します
こちらは、先日取り付けた棟の集熱BOXの取込み用のメインチャンバーを小屋裏から
見上げたところです

そよ風 メインチャンバー

写真の開口している部分にダクトを接続し、ファンを連結します
そよ風工事で大変となるのがこのダクトの製作と接続作業です
小屋裏に十分なスペースが確保できない場合や、ダクト立ち下げスペースが
1Fまでストレートに下ろせない時などは特に難しい作業となります
今回は、まさに困難をようする現場となります

ダクトには㈱マグのグラスウールダクトを使用しています

そよ風 マグ グラスウールダクト

最初に曲がりとなるパーツ 「エルボ」 の製作です
専用のダクトカッター(刃渡り1m程度ののこぎりのような感じです)でダクトを切断します

そよ風 ダクト

曲がりの部分で出来る限り空気抵抗を軽減するため、直角ではなく135°という
角度で製作するのがミソです

そよ風 ダクト

切断面には、空気の漏れが出ないようコーキングを充填し、しっかりと密着させ
専用のアルミテープで接着していきます

そよ風 ダクト

そよ風 ダクト

こうして完成したものが下の 「エルボ」 です

そよ風 ダクト

出来あがったエルボと直ダクトを組み合わせながらファンBOXとメインチャンバー、
ファンBOXから床下へとダクトを接続していきます

これがそよ風のファンBOX接続状況です(試運転のあと、バラしてとりはずすので仮組みです)

そよ風 ハンドリングBOX

次回は、屋根通気下地を終え、板金工事が終わったら集熱状況をチェックする煙試験を
行います

by okuda


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