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2012.05.16
TBT 防水工事

今回は防水工事を紹介します

弊社では、バルコニー防水には 「FRP防水」 を採用しています
「FRP」とは、Fiber Reinforced Plastics の略で、
(Fiber=繊維、Reinforced=強化された、 Plastics=プラスチック)
繊維と樹脂を用いてプラスチックを補強することで、強度を著しく向上させるという
船の船体に用いられる技術を利用した防水工法です
一昔前は、FRP自体が硬質であるため、木造などの挙動が大きい部分に採用すると
防水層にクラックなどが生じるおそれが懸念されました
しかし、最近は技術進歩のおかげで、FRPでも軟質樹脂が主流となり、
木造住宅の防水工事としては、一般的な工法となってきました

では、工事工程を紹介します

施工は、いつもお世話になっています「T工業」の職人さん方です

まずは、防水下地合板にプライマーを塗布します

FRP防水

プライマーが乾いたら、コーナー(出入隅部分)処理を行います
ピン角は防水被膜破損の原因となるため、出隅はR加工し、入隅は面木とコーキング
を用いて鈍角とします

FRP防水

ここまでの下地処理が完了したら、いよいよFRP防水です
まず、樹脂材を下塗りし、その上にガラスマットを貼っていきます
継ぎ目なく貼り終えたら、さらにその上に樹脂材を塗布し、シームレスな防水層を
形成します

FRP防水

今回はこの作業を2回繰り返して防水層を2膜形成する、2PLY工法です

FRP防水

防水層が完成したら、トナーを混ぜた樹脂材で中塗りを行います
トナーの色次第で、自由な色に塗ることが出来るということもFRPの特徴です

FRP防水

あとは、引き渡し前にトップコートを施工して防水工事完了となります

工事工程の確認も大事ですが、施工寸法管理も重要な監督業務です
防水工事では、防水層の立上げ高さ寸法を確認します
立上げ寸法は、水上FL(フロアレベル)から250㎜以上確保

frp防水 施工基準

サッシ下端は、120㎜以上確保が原則です

FRP防水 施工基準

いずれも、合格です

バルコニー防水工事が完了すると、いよいよ外壁工事が始まります

by okuda


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