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2021.06.16
コラム④平屋を安く建てる方法~平屋なのに2階建て?

今回は平屋について考えたいと思います。

 

お家を検討する際に、一度は平屋に憧れる方は多いのではないでしょうか。
(二階建てに比べるとメンテナンスコストがかかりにくい、老後のことを考えて2Fで暮らさなくても良い、贅沢。。。等々)

 

しかし、インターネットの記事を見たり、住宅展示場の見学に行くと「平屋は高いです。土地もその分大きいところが必要です。」と言われて諦めてしまう方も多いと思います。
お客様の話を聞いていると、平屋は高いという認識のお客様がほとんどです。

 

確かに平屋になれば、その分屋根の面積と基礎の面積が増えるため、金額は高くなります。

 

ためしに、最近(令和2~3年)の弊社の平屋と2階建て(両方とも30坪)とのコストの差額を比べると、
➀基礎の金額の差額 → 平屋の方が、約60万円高い
➁屋根の金額の差額 → 平屋の方が、約60万円高い

したがって、2階立てと平屋を比べると、➀+➁で計120万円平屋の方が高くなります。

 

 

しかし、ある工夫をすると、平屋の増額分を抑えることができます。

弊社の場合、総額の建築金額で比較してみると、2階立てと平屋もほとんど同じ金額になります。(若干平屋の方が割増し)

 

例えばこちらのお家、平屋のように見えますが、一部二階建てになっています。(申請上は2階立て)

 

二階部分。お子様の部屋が二つ+収納スペース

 

 

1F部分。老後の為に1Fで生活が完結するように設計されております。

LDK、お風呂、洗面、寝室×2(将来間仕切りができるように設計)

 

こちらは、現在建築中の巨大な平屋!! 

 

 

中を覗いてみると、一部ロフト空間になっており、お子様の部屋と室内干しスペースになっています。

巨大な屋根まである本棚が素敵です。。。

 

 

上記の二つを見ると、完全な平屋でなく、一部2階立てになっていたり、ロフト空間を設けて建築面積を減らしています。

また、弊社の建物は設計上やむを得ない場合はありますが、廊下がほとんど少ないため、その分の建築コストを抑えています。

(大きい建築のお金で、廊下のスペースは勿体ないですよね。。。)

さらに、平屋は階段が無いため、その分もコストを抑えることができます。

 

 

このような工夫をすることによって、平屋のコストを抑えることが可能になります(^^

意外と設計の工夫次第ではコストコントロールも可能になります。

 

また、上記のような間取り(ロフトなど少し複雑な形状、柱が邪魔しないように居住空間を広く設計する)にするためには構造計算をお勧めします。

↓(構造計算についてはこちらの記事を参照ください。)

コラム③「耐震について~熊本地震に学ぶ」

 

構造計算(許容応力度計算)をすることによって、その分コストは上がりますが、建物の安全性を確認、担保しています。

 

設計力の強い工務店、設計事務所さまの中では上記のような間取りも工夫できる場合が多いようですが、

一般的には、ハウスメーカー様の中にはどちらかというと、苦手としているところは多いようです。

 

弊社に平屋の建築事例模型も複数ありますので、お気軽に見て頂けたらと思います!

 

工夫次第で、憧れの平屋を実現できたら最高ですね(^^)

 

By K.Ohara

 

 


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