STAFF BLOG
YGMTの現場から。
捨てCONが打ちあがると、
型枠の建込・鉄筋組立用に墨を出します。
この墨が、建物基礎の基準線となりますので、
間違うことは・・・許されません。
墨付けが完了すると、
速やかに外周部の型枠を建て込み、
鉄筋組立てが始まります。
今回の鉄筋組立は、S鉄筋さん。
地業でつくったコヤマの凹部分には、地中梁配筋が組まれます。
梁の主筋はD16(異形鉄筋Φ16mm)もありますので、
定着部分や交差部分の組み方ひとつで、
重なり合う鉄筋によりどんどんズレていってしまいがち・・・。
ですから、鉄筋加工をみると鉄筋屋さんの「センス」がわかります。
Sさんの鉄筋組み・・・込み合った部分の鉄筋がスッキリ見えます。
ということは、鉄筋同士がなるべく重なり合わないよう
加工の時点で考慮してあるということ!
なかなか・・・上手です。
要領よく、着々と組みあがって・・・
鉄筋組み完了です。
最後は、結束線(鉄筋を結ぶ針金)のゴミを言われなくともキレイに
拾って頂き、気持ちの良い仕事ぶり。
ありがとうございました。
そして、忘れてはならないアンカーボルトの設置。
アンカーボルト施工は、監督自ら責任施工!(毎度、恒例)
アンカーボルト施工図に基づいて、1本1本確実に取付けていきます。
通常のアンカーボルトM12は、このような樹脂製のクリップで固定。
M12は多少の位置ずれは問題ありません。
が、ホールダウンアンカーなるM16ボルトは、躯体柱に直接取付けるため、
柱面より30mmの位置へズバリ、決めなくてはなりません。
(でもこの時点では、柱がないのですから・・・
位置決めがやっかいなのです)
正確に墨を出して、打設中にズレることのないよう、
専用治具を用いてガッチリ固定します。
また、ホールダウンがつく柱には、筋交いがつく場合が多いので、
筋交いとホールダウン金物の干渉も考慮しながら位置決めを
していかなくてはなりません・・・結構神経使うんです。
ホールダウン14ヶ所もある・・・(泣)
本日、第三者機関による配筋検査。
弊社、設計の大原立会いのもと
無事合格。
来週はいよいよ躯体コンクリートの打設ですが・・・
天気・・・心配です。
by okuda