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先日、社員一同で『江戸東京たてもの園』に行ってきました。
江戸東京たてもの園は1993年(H5)に開園した野外博物館です。
東京では戦災や震災、自然災害だけでなく、都市開発等、社会の変化によって文化財の保存が難しい状況も多くあります
小金井市のたてもの園では、およそ7haの敷地内に文化的価値の高い歴史的建造物を移築、復元することで建物を保存・展示することで日本の文化的遺産を残しています。
現在の館長は建築家で、建築史家でもある藤森照信さんです
ちなみに、藤森さんの建築は面白い建物が多くあります(ジブリに出てきそう!)なので、気になる方はチェックしてみてください!
今回の訪問は、平面図や建物概要の載った解説資料、現地解説、実際の保存・復元現場の見学といった
専門的知識を深く学べる機会となりました
何度か訪れていますが、毎度のことながら時間が足りない!!
最後、建物から建物まで小走り・・・
私だけでなく、他の皆さんも最後はダーーーッと観てました笑
これから着工する現場の参考になるようなマテリアルもあり、かなり刺激を受けました
例えば、大原社長もイチオシの役物が特徴的なタイル
(役物とは、タイルの納まりをよくするための平板以外の特殊形状のタイル部材のこと)
「三井八郎右衛門邸」の洗面やキッチンに使われています
昔の水廻りではタイルが多く使用されており、タイルデザインや設えは現在のもの以上に素敵なデザインも多くあります
「西川家別邸」の浴室は壁タイル役物と青のアクセントラインが印象的
床タイルも海外のランドリールームで扱われているようなパターン
お天気にも恵まれ、美しい紅葉と歴史的建造物の素晴らしさに酔いしれた一日でした
「前川國男邸」
機会がありましたら、是非、建物の博物館へ行ってみてください。
建築を観るのがお好きな方は1日がかりでの見学をお勧めします🌞
FUKUNAGA