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2012.03.15
MRT PROJ ハイクオリティなちっちゃなお家!

mrt houseをご紹介します。
今回のクライアントはなんと二棟目のご依頼です。ありがとうございます!おめでたい理由がありまして、ご主人さんのご実家にもう一棟建てることになりました。そのようなことで、極力コストは抑えたい!という前提がありましたが、「ほんとちっちゃくていいから、品質がよくてかっこいい家に住みたい!」という明確なご要望があり、これがそのままコンセプトになりました。
車に例えればミニクーパーのようなイメージでしょうか。ちっちゃいけど早くてかっこいい。考えられてしっかり作られているから長持ちするし、デザインが気に入っているから手放したくない・・・というような。



↑当初のイメージスケッチ 最終的にはちょっと変わりましたが基本的にはこんな感じです

コンセプトが明確であったので、建物は極力ちっちゃく、かつシンプルにしました。しかし、構造計算をすることにより地震に強く、断熱性能も最高レベル(省エネ法の4)、建具は既製品を使用せず製作物としました。その他、造作も無垢や集成材の木を利用しますが、造り付け家具は極力少なく、置き家具も併用することで決定しました。

山梨の多くのお宅は、庭がひろいので、南に大きく開口部をとることが多いですが、今回の予定地は南側にすぐ道路がありますので、道路の歩行者からの視線にも配慮した構成になっています。また、北側の母屋のおばあちゃんの部屋がなるべく暗くならないようにと、日陰チェックを行った結果、東京の狭小住宅に見られるようなシンプルな北への片流れ形状となりました。

  
 

話は少々ずれますが、HPのプロフィール~コンセプトのところにも書いてありますように、今回のコンセプトには大賛成です。建物は世代を超えて長く住み続けられることが大切だと思っています。具体的には、持続可能な構造の部分はしっかりつくっておく。また、細かく間仕切り壁をつくらずに、家具でしきったり将来無駄な部屋ができないようにつくっておくことにより、家族構成の変化や年齢に応じて住まい方を変えることが可能となります。また、見えない部分への配慮として設備配管などの更新にも配慮していくことも大切です。

この考え方は、スケルトンインフィルに通じるもので、私の住まいへ基本理念となっています。
実際に私の家には、男の子が4人いますが、子供部屋は1つしかなく、それを家具で仕切って1人あたり3畳程度のスペースとしています。そのかわり、リビングやキッチンなどずっと長くいるスペースを極力ひろくして、自然と家族のコミュニケーションがとれるようにしています。数年後にはひとりづつ社会へでていくため、将来は他の用途の部屋に変更することも可能です。例えば、今は子供が多いので、なかなか宿泊を前提とした来客のためのスペースは必要ありませんが、将来はゲストルームとしたり、あるいは妻の仕事部屋としてもよいと思っています。
また、私の住まいはマンションであるため、床下空間が狭く、設備配管のメンテに関しては現実的には不可能です。そこで、給水ヘッダー方式を採用し、床下内で配管のつなぎ目をなくし、漏水が起こりにくくしています。このようなスケルトンインフィルの考え方は、いままで手掛けさせていただいた住宅に何らかのかたちでもりこまれています。


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