STAFF BLOG
先日地業を終え、今日は捨てコンクリートを打設しました。
これは、丈夫な上物を建てるための下地造成作業です。
この地業工事こそが、建物の荷重を支え、丈夫な家づくりのためには、
とっても重要な作業のひとつです。
この時、お施主様はあまりご存知ないかもしれませんが、地鎮祭が終わると
神主さんから 「鎮物(しずめもの)」 なるものを頂き、これを基礎下に埋めるよう
言われるのです。
(鎮物を埋める理由は、簡単に言えば、
「神聖なる土地の上に、建物を建てることを御許し下さい」
と言う意味だそうです。
専門的に言うと、建築等の難工事の際に、建築地に宿る神々を鎮めるため
行われていた人柱(ひとはしら)の儀礼が形式化したものだそうです。
また刀などの武具や鏡・玉は御神宝として、砂や小石、幣串・ 神籬の芯は
それぞれ神霊の宿るものとして考えられていたことによるもので、これらを
模したものを埋めることで、その土地の神々を鎮めているということのようです。)
私も長くこの業界にいますが、いまだかつてこの「鎮物」の中身が何なのか
覗いたことはありません。
なんだか、バチが当りそうで・・・。
で、FJSも、中身は知らぬまま、建物中央にしかっり埋設しておきました。
続いて、木造住宅の天敵ともいえるシロアリの消毒作業。
建物基礎部分全体にまんべんなく消毒液(※タケロック使用)を散布します。
防蟻土壌処理が完了すると、建物基礎内に土中の湿気が進入しないよう、
防湿シートを施工します。 重ね代寸法を確認し、さらにジョイントは防水テープで塞ぎます。
以上、すべて完了すると捨てコンクリートの打設となります。
こちらが打設風景。
「ネコ」でひたすらピストン(往復)作業。 無事打設完了です。
※この一輪車のことをなぜ「ネコ」というのか・・・?
疑問に思った人、興味のある方は、このサイトをご一読下さい。
来週の現場作業は鉄筋工事・型枠工事の予定です
by okuda