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2025.10.10
読書の秋

最近、出張や、無尽、懇親会、所属している団体の会議などが続き、寝不足な毎日です💤

 

読みたい本も沢山あるのですが、ゆっくり読書の時間も取れず、積読状態です。

 

そんな中で、久々に外国に触れる機会があり、本棚から引っ張り出して、流し読みしていました。

 

 

18世紀エドワードギボンによって書かれた、歴史古典文学の傑作と言われる『ローマ帝国衰亡史』です。

学生のとき、読もう!と思って読んだのですが、難解すぎて挫折。。。

慣れないカタカナの文字と、日本人になじみが薄いヨーロッパの習慣、歴史、文化、宗教や教義の話。。。

 

それでも、書かれていることは何となくすごい!と思ったので、抄訳本を読んでから、

これまた有名な塩野七海先生の、『ローマ人の物語』を読んだらドハマりしてしまいました。。。

 

 

その後、再び『ローマ帝国衰亡史』を読んだら、内容がするすると頭に入ってきました。。。

キリスト教の受容史など難解であまり理解できないのですが、それでも素人的にもとても勉強になりました。

 

護民官・元老院・執政官がけん制しあう絶妙な政治システム、ハンニバル戦争から地中海の覇者へ、英雄カエサルの登場と、世界を再建したアウグストゥス。

哲人皇帝マルクスアウレリウスの苦難に満ちた生涯、女王ゼノビアとパルミラ、背教者ユリアヌスの一生、内乱につぐ内乱と、キリスト教の受容史。

最後のローマ人スティリコの物語、異民族のローマ世界侵入、大将軍ベリサリウスのアフリカイタリア奪還作戦、フン族の大軍を迎え撃つ名将アエティウス。

西ローマ帝国の滅亡、イスラムの台頭とムハンマドの遺児たちの物語、モンゴルの西欧世界への侵入と、十字軍による文明の衝突。

そして、コンスタンティノープルの陥落とローマ世界の終焉。

人類史の全てが詰まった物語です。

 

読書の深い感銘と本当の喜びを教えてくれたのは、このローマ帝国衰亡史でした。

今まで読んだ中で一番です。

マニアしか読まないかもしれませんが、機会があればぜひ。。。

 

By. K.O


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