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こんにちは。大原です(ボスではなく設計の方です。<(_ _)>)
先日、既存住宅インスペクション(住宅診断)の登録証が届きました。
壊して造る時代から既存ストックを有効に利用して行こうという時代に突入しております。
リノベは新築の半分ほどのコストで新築同様の住まいを手に入れることができ、
良い物件を見付けることができればとても魅力的な手段だと思います。
しかし、中古住宅は、新築時の品質や性能の違いに加えて、その後の維持管理や経年劣化
の状況により物件ごとの品質等に差があります。消費者は、その品質や性能
に不安を感じており、このような中、中古住宅の売買時点の物件の状態を把握で
きるインスペクションサービスへのニーズが高まってきています。
そんな状況の中できた資格が「既存住宅インスペクション」
これは、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、
改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめアドバイスを行う専門業務です。
これから注目の資格だと思いますが、最低限、建築士であることが必要条件となってきます。
そこでタイムリーなことに今月来月と、二つの大きなリノベがはじまります。
ひとつはNDTR PROJ.
昨年完成した大改造リノベのお客様のご紹介で、
中古住宅の住宅購入時からインスペクション業務をお手伝いさせて頂いた物件です。
平屋一階建の中身をほぼフルリフォームです。
回遊性のあるプランで今後の高齢化に対応し、どのような素材や色で大正昭和のレトロ感を出していくかこれから一緒に考えていきます。
完成は11月の予定です。
もうひとつは、YDR PROJ.
こちらも一昨年完成した韮崎の大改造リノベのお客様のご紹介で、
北杜市の山間の傾斜地に建つ住宅です。
もともとウィークエンドハウスとして建てたものなので、
寝るのにも暮らすにも手狭で、お風呂にもぎりぎり一人が入れる大きさです。
これだけならば普通の増築で済みますが、今回は二つの問題点がありました。
それは、ウナギの寝床状の細長い敷地のうえに、条例で巾3.6m以下の建物しかたてられないということ。
それから増築予定地はかなり急な傾斜地であるということ・・・。
この難題をあきらめていたそうですが、現地を見させて頂き提案したらお気に召していただきました。(^_^)/
いちばん右のお風呂のスケッチは変更になりましたが、ほぼキープコンセプトで完成しそうです。
工事の方もかなりたいへん・・ですが、
ゆっくりお風呂に入り、心から落ち着いて快適に寝れるような住まいを実現できるように頑張ります!
こちらは来年の初旬の完成予定です。